1.本人だけが著作権を持つ場合は、本人の意思で登録することができます。
2.本人および共著者が著作権を持つ場合は、共著者から同意を得ていただければ登録することができます。
3.学術雑誌に掲載された論文は、多くの場合、CopyrightTransfer契約や投稿規程に基づき、出版社に著作権(財産権)が譲渡されています。
SHERPA/RoMEO Projectによれば、Elsevier,Springer, Blackwellなど大手出版社を含む多くの学術雑誌は、論文を機関のサーバから無料で公開することを認めていますので、その場合は改めて許諾を得ることなく登録することができます(このような出版社をGreen Publisher、また、このような雑誌をGreen Journalと呼んでいます)。
ただし、多くの場合、出版社がレイアウトした「出版社版」ファイルの登録は認めていないため、著者の手元にある[著者最終稿]を登録することになります。
※[著者最終稿]については下記フロー図を参照ください。
フロー図:(北海道大学附属図書館様 作成)

4.学会や出版社が著作権を持つ場合で、論文を機関のサーバから無料で公開することを認めていない場合は、学会や出版社から許諾を得なければ登録することはできません。
下記のサイトでどの段階の原稿を登録して良いかを確認することができますので、データファイル送付前に必ず御確認をお願いいたします。
海外の出版者の機関リポジトリへの自主保管(登録)についてのポリシーはこちらのサイトで確認できます。
http://www.sherpa.ac.uk/romeo/
日本の学協会の機関リポジトリへの登録についてのポリシーは、SCPJ 学協会著作権ポリシーデータベースで確認できます。
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/index.php?page_id=133
記載されていない出版者については、図書館で確認します。
【参考文献】
黒澤節男著「機関リポジトリと著作権Q&A」広島大学図書館, 2014.2
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00023065(accessed 2016-07-11)
Kurosawa, Setsuo. InstitutionalRepository & Copyright Q&A. Hiroshima University Library, 2014.3
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00035325(accessed 2016-07-11)